昭和58年のあかぎ国体開催を機に、群馬県のマスコットとしてこの世に生を受けた
ぐんまちゃん。
国体終了後も群馬県の顔として色々な場面で活躍したぐんまちゃんでしたが、平成6年、彼にとって長い冬の時代が訪れます。
そう、ゆうまちゃんの登場です。
ゆうまちゃんは平成6年開催の「ゆうあいピック群馬大会」のマスコットとして登場。平成17年には
全国対抗キャラクターコンテストで日本一に輝くなど、その卑怯なまでにユルユルのゆるキャラで広く人気を集め、先代のぐんまちゃんを無き者にするがごとく今も県の顔として活躍しています。
ぐんまちゃんは県庁昭和庁舎の地下倉庫に幽閉されているとかいないとか・・・
ぐんまこどもの国を訪ねて思い出したのは、かつてすずきさんから教えてもらった、パノラマチェア一台一台にぐんまちゃんの絵が描かれているという話。「ひょっとしてまだぐんまちゃんが・・・」と、確認してみましたが、完膚なきまでに全てゆうまちゃんに取って替わられていました。
「ぐんまちゃんよ、これまでか・・・」
盛者必衰の理はキャラクター界においても例外ではないようです。ぐんまちゃんの悲哀を嘆きながら、ふと立ち寄ってみたのが児童会館。図書室やスペースシアター、クラフトルームなどを有するこの建物は、子供たちが遊びながら学習できる施設が充実しています。そんな児童会館の入口のドアを開けようとすると、何とそこには風を切って疾走するぐんまちゃんの雄姿が!隣にはゆうまちゃんのシールも貼られていましたが、やはりそのスタイル、格好良さは抜群。誕生から既に四半世紀、よくぞ今まで残っていました!と、思わず拍手を送りたくなりました。
こちらは以前紹介した上信電鉄の根小屋駅。また猫に会いたくて、再び訪ねてみたのですが、この日は一匹もおらず、まさに無人駅。ま、仕方ないかと立ち去ろうとしたのですが、ふと目をやった駅舎の窓口にこのシールを発見。
前回は猫にばかり気が行き、気付かなかったのですが、まさにあかぎ国体当時に県内あちこちで見かけたシールです。
おー、気が付かなかった!アーンドなんて懐かしい!!
ぐんまちゃん、古い公共施設などにはまだまだ「生息」しているかも知れませんね。
天国の馬場のぼる先生、しっかり生きてますよ、ぐんまちゃん!