国の重要有形民俗文化財にも指定されている渋川市赤城町(旧赤城村)上三原田の歌舞伎舞台。
その模型は群馬の森にある
群馬県立歴史博物館で何度も見ているのですが、実物を見るのは今回が初めて。
文字通り「赤城颪」の本場である赤城町は、いつ風花に変わってもおかしくない氷雨が寒風に舞う寒さでしたが、
今か今かと待ち焦がれる多くの観客で賑わいを見せていました。
「ロック・ソウラン節」(三原田小学校)に続く本日の演目は、
「弁天娘女男白波 稲瀬川堤勢揃いの場」(赤城南中学校歌舞伎愛好会)と
「絵本太功記十段目 尼ヶ崎の段」(渋川こども歌舞伎)。
とても小中学生とは思えない見事な「見得」や「啖呵」、女形の妖艶な立ち振る舞いには、感動すら覚えるほど。
国内はもちろん、世界にも類を見ない特殊な機構を持つ舞台装置と共に脈々と受け継がれる農村芸能。
何とも趣のある民俗文化を守り続ける上三原田の伝承委員会の皆さんには心から頭の下がる思いです。
来年もぜひお邪魔させていただきます。
P.S.
幕の内の 『伝承会の皆さん!〝奈落〟へ集合してください!』 というアナウンスにはちょっとくすぐられましたけど。^^
渋川市ホームページ