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黒瀧山不動寺

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南牧村大塩沢地区の最奥、標高870mの黒瀧山に建つ山岳信仰の霊場。
東大寺建立にも携わった行基が自ら不動明王を刻み、安置建立したのが始まりと伝えられ、
以来、厄除け不動の寺として、千三百年の歴史を重ねる古刹です。
江戸時代には徳川五代綱吉公が帰依した潮音禅師により、黄檗禅宗として再興されました。

アクセスは下仁田町から長野県臼田町へ抜ける県道下仁田上野線を西進し、
小沢地区の酒屋の前で「黒瀧山不動寺」と書かれた看板に従い南牧川を渡ります。
その後は県道黒滝山小沢線を所々に現れる案内板に従い走ること15分余り、道の行き止まりが黒瀧山不動寺です。

駐車場から急な九十九坂を10分程かけて登りきると、NHK大河ドラマ「義経」で「鞍馬山」のものとして撮影された
鐘楼が出迎えてくれます。
まさに「山のお寺の鐘がなる~♪」そのままの風景です。
この鐘楼は柱状節理の断崖絶壁の上に建てられ、大きく開けた東側には農耕の神として古くから下仁田、
甘楽の人々に信仰されてきた稲含山を始め、幾重にも重なり合った西上州の山々を展望することができます。
境内に足を踏み入れると、まず出迎えてくれるのは山門前でまさに門番のように聳え立つ「黒瀧山の大杉」。
根回り10m、高さ41m、枝張りも見事な樹齢数百年というこの巨木は県の天然記念物にも指定されています。

さて、今回訪れた目的は真っ赤に染まる境内の紅葉。
5年前に初めてここの紅葉を目にして、余りの見事さに毎年足を運んでおります。
今年もそろそろだな!と意気揚々と山を登ったのですが・・・
やはり今年は全国的にも遅めの紅葉前線ということでは、イロハモミジはやっとオレンジ色になり始めたばかりでした。
住職に聞いてみると「見頃は20日過ぎだろうねぇ」というご返事。
ま、こればかりは自然任せなので待つしかありませんね。
勤労感謝の日あたりに再び訪れるとしますか。

最後に耳寄りな情報を。
このお寺、予約をすれば宿坊で普茶料理を味わえ、宿泊や禅の修行をすることもできます。
精進料理のイメージが吹き飛ぶこの献立。なっから旨げでしょ?^^

黒瀧山不動寺
by sanzokuame | 2005-11-09 10:48 | 日本のカタチ


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