
深夜2時から始まった蓼科・霧ヶ峰の早朝ショートトリップ。
できれば日がな一日信州を満喫したいところですが・・・
この日は午後から家の用事があるので、正午という“門限”付き。
後ろ髪を引かれながら、来た道をとって返し、白樺湖から佐久へと。
ダッシュボードのデジタル時計は10時前。
ん?ちょっと待てよ、時間を逆算すると・・・小一時間のアソビが。
R142沿いでもう一軒、二度目のモーニングでもしちゃおうか・・・
となれば、ここしかありません。
奇祭・榊祭りで知られる旧望月町の
YUSHI CAFE。
久しぶりの訪問でしたので、オーナーに断りを入れて店内を撮影させていただきました。
若きオーナーは、骨董店を営んでいたお祖父さんから引き継いだ古民家を1年かけてカフェに改装。
一歩踏み入れた店内は、壁や障子を外した実に開放的な空間。
国道から僅かに外れた場所でありながら、そんな喧騒などまるで届かない静かな時間が流れています。
グルりと見渡せば、ハダカ電球、振り子時計、昭和レトロなラヂオに扇風機。
そして、テーブル代わりの足踏みミシン・・・
お祖父さんの残した数々の調度品に囲まれていると、時間ばかりか今という時代さえも忘れそうになります。
本日二度目のモーニングには、「冷たい珈琲」と「バタートースト」を。
味はもちろんのこと、リーズナブルな価格設定もうれしい限りです。
汗をかき始めたグラスの向こうに眩しい夏の庭を眺める幸せなひととき。
カウンター席では野良の合間にでも寄ったのか、地元のおじいちゃんがオーナーと楽しそうに世間話。
決してお洒落なスタイルだけを売ってるのではなく、しっかりと地域に根ざした田舎カフェなんだなぁ。
もし、この町に住んでいたら間違いなく毎日通いますね。^^












