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オヤジの休日 in 晩秋の甲州・信州 ~ 萬来で長谷川恒男に出会う ~

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「私のやっている行為は全宇宙から見たら、まったくゴミでしかない。しかし、私にとってみると、大きな大きな生命の証しなのだ。人間の一生は短い。その中で。たったひとつの生命が、自分自身の心の中で永久に生きていられる表現方法が、私の場合は登山だと思う。」  長谷川恒男 『北壁に舞う:生きぬくことが冒険だ』 (集英社,1979年) より
長谷川 恒男 (はせがわ つねお、1947年(昭和22)12月8日 - 1991年(平成3)10月10日) : 神奈川県愛甲郡愛川町半原出身。日本の登山家。日本アルパインガイド協会専務理事を務めた。ウータンクラブ主催。ヨーロッパアルプスの3大北壁の冬期単独初登攀の成功は世界初。1991年、ウルタルⅡ峰で雪崩に巻き込まれ星野清隆と共に遭難。享年43歳。

奈良井宿を歩き終えると、陽はすっかりアルプスの向こう側。
楽しかったオヤジの休日もそろそろ最終章へと向かいます。

さて、夕飯。^^

決めた帰還ルートは、松本から三才山をくぐり佐久へ至る道。
であれば、やはり食事処が数多く揃う松本市内で。
「どこで何食べましょ?」と、3人の脳内データベースをフル検索します。

おきな堂でバンカラカツカレー?
河昌で山賊焼き?
デリーでカレー?

うーん、どれも名店だけど、できれば新規開拓で松本らしいお店・・・
脳内データベースは諦め、モバイル検索で引っかかったのは、山賊焼きもメニューに並ぶ居酒屋「萬来」。
かの登山家・長谷川恒男も行きつけだった山ヤ御用達の居酒屋でもあります。
駅前の繁華街、とんかつとカレーの名店「たくま」も近い萬来は昭和後期までは旅館を営んでいたそうです。
店内に飾られるのは、長谷川氏が開店祝いに自ら担いで来たというグランドジョラス北壁の写真パネル。
雑誌では"その"写真を見たことがありましたが、「そうか、ここだったんだ!」と、ちょっと感激。
山好きであれば、一度は訪ねたいお店のひとつかも知れません。
座敷に上がり、まずは「大雪渓」の生酒で乾杯。
肴に選んだのは、馬刺しの盛り合わせに山賊焼き♪
どこまでも信州松本イズムで杯を重ねた岳都の夜なのでした。
最後は霊泉寺温泉で一日の疲れを癒し、上州へ。

「This is オヤジの休日」 無事ここに完結。

>かわせみさん 
朝から酒飲み二人を乗せての500km弱の運転、誠にありがとうございました。
ぜひまたお願いします。^^

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by sanzokuame | 2010-11-23 21:56 | 呑まれてナンボ

オヤジの休日 in 晩秋の甲州・信州 ~ 奈良井宿を歩く ~

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中山道十一宿のうち北から2番目の難所:鳥居峠を控えた宿場町。かつては街道を行き交う旅人で栄えました。その様は「奈良井千軒」と謳われ木曽路一番の賑わいでした。奈良井宿は鳥居峠の上り口の鎮神社を京都側の入口とし、奈良井川に沿って約1kmの中山道沿いに町並みが形成されています。旅籠の軒灯、千本格子など江戸時代の面影を色濃く残しています。時代を超えた風格が感じられます。 (奈良井宿観光協会HPより)

本山そばの腹ごなしに歩いたのは、木曽路の奈良井宿。
何度となく訪ねている信州ですが、実は塩尻以南の南信はほぼ未知の領域。
馬籠・妻籠・奈良井の木曽三宿いずれも訪ねたことがなかったので、新たな信州開拓とばかり興味深く歩きます。
難所鳥居峠を控え、多くの旅人で栄えた「奈良井千軒」は、重要伝統的建造物群保存地区として当時の趣を今に色濃く残す古い町並み。
錦秋の山々を背に軒を連ねるのは、酒屋に旅籠に漆器屋に蕎麦処。
千本格子の家々をカメラに収め、江戸の昔に思いを馳せながらそぞろ歩くおよそ1km。
ありがちな観光俗化も無縁な奈良井宿、どうかその姿をいつまでも残して欲しいものです。

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by sanzokuame | 2010-11-21 22:22 | 日本のカタチ

オヤジの休日 in 晩秋の甲州・信州 ~ 塩尻・本山宿で蕎麦をたぐる ~

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さて、昼食。
せっかくの甲州、ここは先のB1グランプリにも輝いた鳥もつ煮を味わいながら蕎麦でもたぐろうかと
元祖・奥藤本店を訪ねますが、日本人の流行モノ好きはここも例に洩れず・・・
店先はTDLのアトラクション待ちも真っ青の大行列。
「そこまで並ぶか?」と横目にさっさと諦め、「やっぱ蕎麦は信州でしょ!」と中央道を北へと走ります。
中央道の車窓は、さながら走る山岳展望台。
甲斐駒、北岳、八ヶ岳、蓼科、穂高と、その姿を見つけては声を上げる山好きオヤジ三人組です。
(ついでにちょうど小淵沢の大カーブにハイブリッド車がさしかかるのを見ては、大声を上げる助手席の私。^^)
さてさて、星の数ほどある信州の蕎麦でも今回選んだのは「そば切り発祥の地」を謳う旧中山道、塩尻・本山宿。
本山宿が「蕎麦切りといっぱ、もと信濃ノ国本山宿より出て・・・」(風俗文選 1706年刊)と、史書にその名を残して三百余年。
いわばニッポンの蕎麦文化の原点でもある由緒正しき蕎麦でもあります。
国道から逸れ、緑の幟に案内され訪ねたのは、「本山そばの里」。
「本山切りそば推進会」のお母さんが中心に運営する、中央本線沿いの飾りっけのない店舗です。
お茶請けにはパセリのおひたし(これが絶品!)に野沢菜に玉ねぎとピーマンの漬物。
さりげなくも心のこもったもてなしに、自ずと蕎麦への期待も高まります。
やがて運ばれてきたのは、地粉100%の細身の蕎麦。
コシがありつつも、シャキっと歯切れの良い食感が特長の逸品です。
おやきや五平餅など、信州の懐かしい味も楽しめる「本山そばの里」。
撮り鉄もセットで、再び訪ねたい名店です。^^

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by sanzokuame | 2010-11-21 15:06 | 食してナンボ

オヤジの休日 in 晩秋の甲州・信州 ~ 甲州ワイナリー巡り ~

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先週の日曜日。
本当はストイックに西上州の山でも登ろうかと思っていたのですが・・・
なぜか最終的に10月の秩父・東松山以来のオヤジ三人お気楽ツアーに。
「山は逃げない」の名言を都合の良い言い訳にして、田能久さんとかわせみ号に同乗してレッツゴーです。
秩父から雁坂トンネルを抜けて辿り着いたのは、南に富士を望む甲州市・勝沼。
言わずと知れた甲州ワインのお膝元で、朝からストイックなワイナリー巡りの始まりです。
まるでバスツアーのように欲張り訪ねたのは、
甲斐ワイナリーGRACE WINE 中央葡萄酒原茂ワイン勝沼醸造丸藤ワイナリーの5軒。
品種に水に土壌に栽培に醸造、それら違いで同じ勝沼でもこれほど個性が出るのかと感心しきり。
トータルでワイングラス3杯ほどの試飲。(それってもう試飲じゃない?)
たまの休日、午前中から赤い顔して甲州ワインを堪能させていただきました。

で、ワイナリー巡りの結論!
甲州ワイナリーのスタッフさんには美人が多い♪ ^^
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by sanzokuame | 2010-11-21 12:24 | 呑まれてナンボ

オヤジの休日 in 彩の国 ~ 東松山やきとり三昧 ~

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【魚の水を得たるが如し】 ふさわしい環境を得て、おおいに活躍することのたとえ。

そもそも、この旅の真の目的は?
龍勢まつりでも蕎麦でも秩父散策でも、決して場違いなカフェでもありません。
既に3時過ぎ、秩父を後にしたかわせみ号が向かったのは、群馬からグンと遠ざかって東松山。
そう、全ては夜の東松山で名物「やきとり」を堪能するためです。
運転手を引き受けてくれたかわせみさんに感謝しつつも・・・
こんな機会、滅多にないので思いっきり呑んでやれモードの私と田能久さんです。^^

ご存知の方も多いでしょうが、東松山のやきとりは焼き鳥ではなく、豚のカシラを使用。
基本は炭火で焼き、味噌・ニンニク・韓国唐辛子をベースとした辛味噌ダレを塗っていただきます。
100軒は下らないと言われる市内のやきとり屋の中で、“まず”始めに向かったのは大島屋さん。
創業45年、市内で5番目に古いという老舗の一軒です。
(かの吉田類さんも訪れていますよ。)
駅前の一等地で“やきとり”と書かれた赤提灯、そして幟には赤く“ホッピー”の文字。
風格さえ感じるこの佇まいに、三人は何の躊躇もなく吸い込まれて行きます。
まだ5時なのに店内のL字カウンターは、ほぼ満席。
三人分並んで空いている席はなかったのですが、奥のお父さんが詰めてくれて「ここ座んなよ」。
そうそう、これぞ赤提灯ならではのウェルカムなコミュニケーションです。^^
ではではと、カウンターの中で忙しく切り盛りするご主人にとりあえずホッピーを注文。
やきとりの“システム”が判らないので、そんなときはご主人にお任せ。
「じゃ、カシラ2本づつでいいね」
こんなアバウトな感じで事が進んでいくのも、また楽しい限りです。

そして運ばれてきたのは・・・
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by sanzokuame | 2010-10-16 23:06 | 呑まれてナンボ

オヤジの休日 in 彩の国 ~ OMO茶や。 ~

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【場違い】 その場にふさわしくないこと。また、そのさま。

過去には OZ magazine や Hanako でも紹介されたに違いない素敵なカフェ。
生成りのワンピースや作家さんのアクセサリーも並ぶ雑貨屋さんでもあります。

店内には漂うのはナチュラルでフェミニンで女子~な空気・・・
窓辺を飾るのは絵本に花に猫の置物・・・
テーブルに置かれたフリーのお菓子はミルキーだったりして・・・
蒼井優ちゃんやKIKIさんなら絵になるのでしょうが・・・
街歩きに疲れたオヤジ三人組が、つい寄ってしまいました・・・

頼んだのは、コーヒーにジンジャーエールにオレンジアイスティー。
もちろん、どれも美味しくいただきましたが・・・
できれば、女性と一緒に寄りたいお店です。^^

OMO茶や。 (食べログ)

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by sanzokuame | 2010-10-15 23:12 | ベツバラ

オヤジの休日 in 彩の国 ~ 秩父 街歩き ~

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小鹿野から武甲山を羅針盤にして秩父の街へ。
秩父神社を基点に、古き良き時代を今に残す街並みを歩きます。

巫女さんを見つけてはパチリ。
レトロな建物を見つけてはパチリ。
踏切の音が聞こえてくればパチリ。
お寺で猫に出会えばパチリ。

貪欲に撮り漁るように歩く、カメラ片手のオヤジ三人組。
全く、怪しいったらありゃしない・・・^^;

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by sanzokuame | 2010-10-15 21:40 | 彼方此方にて

オヤジの休日 in 彩の国 ~ そば切り場 しのうち ~

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およそ15分に1本打ち上がる龍勢を4本観覧したところで時計は昼時。
さて、秩父でお昼と言えば・・・やっぱりお蕎麦でしょう。
蕎麦処と言われる土地で悩むのは、その店選びですが・・・
経験則が乏しいので、今回は前夜にネットで調べたお店を目指します。

吉田の町からもほど近い、小鹿野の「そば切り場 しのうち」。
街道筋に軒を構える、平屋の真新しい店舗。
外壁は土色に統一され、日除けの簾も和の佇まいを演出しています。
靴を脱ぎ、案内されたのは和室の掘り炬燵付きのテーブル。
思わぬ夏日、外は汗も滲むほどの暑さでしたが、簾を通して渡ってくるのは秋の涼風。
「はぁ~、涼しい、涼しい」と、おしぼりで手も顔も拭くオヤジ三人組です。^^

初めての蕎麦屋なら、まずは奇をてらわずにせいろを注文。
かわせみさんは普通盛り。
蕎麦っ喰いの田能久さんは大盛り。
で、私はと言うと・・・言うまでもなく、大盛りに決まってます。

竹ざるに盛られ運ばれてきたのは、星の入った細切り。
風味も豊かで、それだけでも十分いただける美味しさです。
つゆはと言うと、江戸前に通じる濃い目の辛口。
細麺はさらに吸い過ぎるので、ほんの先っぽだけをちょいと浸して手繰ります。
「うーん、涼やか、涼やか♪」
普通盛りでも十分過ぎるほど、大盛りはちょいと食べ過ぎかなと思えるほどの盛りの良さです。
箸休めの胡瓜の糠漬けも、これまたいい塩梅。
噂に違わぬ、なかなかの名店なのでした。

そば切り場 しのうち (食べログ)
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by sanzokuame | 2010-10-15 20:31 | 食してナンボ

オヤジの休日 in 彩の国 ~ 吉田の龍勢 ~

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土曜の昼、田能久さんちにかわせみさんと落ち合って作戦会議・・・出発は日曜の朝に決まり。
遊びにこそ、企画力・リサーチ力・行動力を発揮するオヤジ三人組です。
てことで、予想外の青空の下、彩の国ぶらり旅の始まり始まり~♪

まず向かったのは、吉田の龍勢
開催は毎年10月の第二日曜日。
椋神社例大祭に奉納する神事として代々伝承されてきた農民による手作りロケット「龍勢」。
龍勢の資料を見たアメリカ航空宇宙博物館の局員に、
「もしも世界中の物理学者が吉田の龍勢を知っていたら、宇宙ロケットの歴史はもう10年早く始まっていただろう」
と言わしめたほどのロケットでもあります。

打ち上げ台は、椋神社の裏手にある芦田山に組まれた高さ25メートルの櫓。
龍勢を据えて導火線を結ぶと、やがて始まるのは奉納者の声自慢による口上。
「東西、東西~、ここに掛け置く龍の次第は・・・」
独特の節回しで口上が述べられ、合図の太鼓が打たれると、見物人の目は一斉に櫓に注がれます。
導火線の白煙が櫓を駆け上がると、次の瞬間まさに龍のごとく、火を噴いた龍勢が天高く舞い上がります。
天空に到達した龍勢が次に魅せるのは、背負い物(しょいもの)と呼ばれる仕掛け。
唐傘・花火・落下傘など、その仕掛けは27ある各流派によって異なり、伝統技術の見せどころ。
構想から一年、秘伝と独自の工夫を凝らし丹精こめて製作した龍勢に拍手拍手なのでした。


櫓で爆発しちゃう「筒っぱね」にも温かい拍手が送られます


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by sanzokuame | 2010-10-13 21:55 | 日本のカタチ