お隣、信州は北相木村。
日本百名山に数えられる御座山に端を発する相木川沿いに広がるこの小さな山村を、毎年2月になると訪ねています。
その目的は「三滝(さんたき)の大氷柱」。
御座山と相木川を挟んで対峙して聳える三滝山は、古くから禅宗の信仰の山として開け、
山腹にはその名の由来となった「大禅の滝」、「小禅の滝」、「浅間の滝」の三つの滝が流れ落ちています。
なかでも高さ30mの「大禅の滝」は、冬には全て凍りつき、マツカサ状の綺麗な氷柱を形成することで知られています。
例年、この時期には見事な姿を見せる大禅の滝なのですが、昨年は暖冬の影響で氷柱が成長せず、「三滝山氷まつり」も中止に。
今年も例年に比べその成長が遅かったため、早々に同まつりの中止が
村のHPで伝えられました。
立派な「松ボックリ」はまたお預けなのかな・・・と半ば諦めておりましたが、
HPが不定期で伝える「氷柱情報」をウォッチしていると、その後の寒波により氷は日に日に天に向かって成長。
2/18にはついに(予想を裏切って?)滝口まで凍りついたようです。
二年ぶりに訪ねたのは、その直前の2/16。
滝口まであと僅かというところでしたが、それでもその大きさにはため息をつくばかり。
吸い込まれそうなアイスブルーは、まさに息を呑む美しさでした。
厳寒の季節だけに見られる自然の造形美。
春の足音とともに氷が小さくなってしまう前に、ぜひいかがでしょうか。(2月いっぱいくらいでしょうか?)
一見の価値アリアリですよ。
※ トップの写真、右下に写るカメラマンとその大きさを比較してみてください!(画像はクリックで拡大)