三嶋神社の夜祭り

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西平井の三嶋様は俗に縁結びの神といわれる。秋祭りの前夜祭は昔から有名で、県内はもちろん県外からも多くの参詣者が集まった。夜明かしをする人々のために沿道の民家がおこもり宿になって、酒や食事を出していたが、自動車の普及によってそうした風習もなくなった。十四日の正午前、神輿が下社を出発して上社に遷座する。午後になると上社から県道までの沿道に露店がたち、神社の参道にはボンボリがたち並び、多くの参拝者でにぎわう。翌十五日早朝、御神体を神輿に移して上社から下社に渡御する。近頃では十四日午後十時に神輿の渡御が行われるようになった。

     「群馬の祭りと年中行事」(上毛新聞社刊)より
藤岡市の西部、関東管領上杉氏の居城、平井城址を今に残す西平井地区。鎌倉の街に匹敵したという往時の繁栄も今は昔、間近に牛伏、御荷鉾を望む長閑な田園風景の中に佇む三嶋神社は、上杉顕定が伊豆の三嶋大社から分祀し、平井城の氏神として祀ったと伝えられています。そんな室町の歴史を今に伝える神社で、毎年11月14日の晩に行われるのがこのお祭り。曜日に関係なく開催され、神事も深夜におよぶことから、藤岡市民でさえその存在を知らないという人が少なくありません。藤岡在住ウン十年の私も一度も訪ねたことがなく、昨夜初めて足を運んでみました。

藤岡の市街地を抜け、鮎川を渡った先の平井地区に入ると、県道沿いに紅白のボンボリが灯され、俄かに幻想的な雰囲気。県道から神社へと続く参道には、焼まんじゅうから射的まで30ほどの露店が並び、地元の学生や家族連れで賑わいを見せていました。ちょうど十時を回った頃、数発の花火を合図に、緩い傾斜の参道を威勢よく下りてきたのは若者たちが担ぐ神輿の行列。QBKならぬ、‘QMK’だったので上手く写真は撮れませんでしたが(^^)、その装束、迫力はなかなかのものでした。うまいこと週末に当たれば昼から取材してみたいのですが・・・うーん、来年の11月14日は金曜日か。残念。ま、気の早い忘年会が入っていなければ、また足を運んでみよっかな。



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地図はこちら
詳細は藤岡市のHPをご参考に。
また、地域文化資産ポータルでは祭りの様子を動画で観られます。
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by sanzokuame | 2007-11-15 18:54 | 日本のカタチ


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