日曜の夕立。
そんな夏の俄雨にはいくつもの名前が付けられています。
肘かさ雨 急に降り出した雨に笠の用意がなく、肘を頭にかざすことから。
村雨 群になって降る雨の意味で、ひとしきりずつ強くなったり弱くなったりして降る雨。群雨、叢雨とも書く。
篠突く雨 篠竹を束ねて突き降ろすように、激しく降る雨。
遣らずの雨 帰ろうとする人を、まるで引きとめるかのように降り出した雨。
参考にしたのはこちらの本。
空の名前 高橋 健司 / 角川書店 (私が持っているのは1992年の光琳社出版のもの)
天候や季節の移ろいに対する日本人の繊細な感性が生み出した失われゆく言葉の数々。
そんな言葉に触れただけで、ちょっと人生豊かになったかな?なんて思います。
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