旅立ちの日に

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  旅立ちの日に
               作詞:小嶋 登 
               作曲:坂本 浩美
               b0011185_1413676.jpg編曲:松井 孝夫

   白い光の中に 山並みは萌えて
   遙かな空の 果てまでも 君は飛び立つ
   限りなく青い 空に心ふるわせ
   自由をかける鳥よ 振り返ることもせず
   勇気を翼にこめて 希望の風に乗り
   この広い大空に 夢を託して

   懐かしい友の声 ふとよみがえる
   意味もない いさかいに 泣いたあの時
   心通ったうれしさに 抱き合った日よ
   みんな過ぎたけれど 思い出強く抱いて
   勇気を翼にこめて 希望の風に乗り
   この広い大空に 夢を託して

(※)今 別れの時 飛び立とう 未来信じて
   はずむ 若い 力信じて
   この広い 大空に

(※)繰り返し
  (JASRAC作品コード:006-6326-3)
あなたの学校では卒業式に何を歌いますか。音楽之友社が、全国の音楽教諭230人に尋ねたら、意外な結果が出た。定番のはずの「蛍の光」が3位で、「仰げば尊し」は10位にも入らなかった。
 1位は「旅立ちの日に」という曲である。耳にしたことがあるだろうか。今から14年前、埼玉県秩父市にある市立中学校の音楽室で生まれた。作詞者は当時校長だった小嶋登さん(74)。一晩で書き上げ、翌朝、音楽の先生に作曲を頼んだ。
 小嶋さんを訪ねた。「3年生を送る出し物として、教師全員が壇上で歌った曲です。その年限りの歌のつもりでした。」その年の3月で小嶋さんは定年退職したが、歌は残った。翌年、卒業シーズンを前に音楽雑誌が譜面を載せる。曲は全国の小中高校で演奏され、わかりやすい歌詞が生徒たちの心をつかんだ。「懐かしい友の声/ふとよみがえる/意味もないいさかいに/泣いたあのとき」 どこか、若者の抑圧感を歌った故尾崎豊さんを思わせる。武田鉄矢さんの「贈る言葉」にも近い。でも小嶋さんは「夢や憧れを詠んだ若山牧水の世界です」と話す。
 「蛍の光」や「仰げば尊し」は明治の初めに発表された唱歌である。刻苦勉励して国に尽くせ、師恩に報いて身を立てよ。歌詞には当時の教育観が色濃くにじむ。「文語調のあの歌詞がいまの子どもたちにはどうも難解なようです」と小嶋さん。昔と違って卒業式の歌は生徒たちの好みで決まるところが多い。官製の名歌を脇に押しやって、教職40年の思いを込めた歌が今月、列島の各地に響きわたる。
 (平成17年3月6日 朝日新聞「天声人語」より)

もちろん私は「仰げば尊し」世代なのですが、数年前にこの曲を知ってからというもの、その素晴らしさにすっかり虜になっています。
歌詞はもちろんなのですが、何と言ってもその感動的なメロディーラインの妙でしょう。

(はい、ここでネットで探してMIDIファイルを聞いてきてください。^^)

b0011185_0233951.jpg・・・ね?
しっとりとした導入部でココロの琴線を軽く揺さぶられ、美しい間奏のピアノの音で既にウルっと。
サビに入っちゃったりしたらもうウルルルル~の涙モノです。
きっと皆さんもリプレイして、歌詞を一字一句追いかけちゃうと思いますよ。
(いや、諸先輩方は既に‘現場’で聞いて涙したことでしょうね。)

うちの子らの通う小学校でも毎年歌われるというこの歌。
まだ全員在学中なので「‘生’旅立ちの日に」を聞いたことはないのですが、生で、合唱付きで、
大人数で、そしてその中にうちの子がいたりなんかしたらもう・・・お父ちゃん撃沈でしょうね。

そんな「旅立ちの日に」の生まれた秩父市にある秩父ミューズパークの一角には、この歌が
さらに広く歌い継がれていくことを祈念して作られた『旅立ちの丘』があります。
展望デッキにもなっているこのモニュメント、先端のステージでは誕生の舞台となった影森
中学校の生徒によるコーラスが床下のスピーカーから流れる仕組み。
武甲山と眼下に広がる秩父の町並みを見ながら、ちょいとウルウルきたのは子供には内緒です。
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by sanzokuame | 2006-10-16 00:00 | 彼方此方にて


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