瀬川の「むしり」

b0011185_13254098.jpg
臼田名物「むしり」。
その元祖であり、創業45年を迎えるのがこの瀬川さん。
いわゆる若鶏のローストチキンのことですが、手で掴んでむしりながら食べるところから瀬川さんのご主人が命名したものです。
同じ臼田町内には「鳥忠食堂」や「みよしや」など、また、軽井沢では行列のできる店として有名な「わかどり」でも「むしり」をいただくことができます。
この瀬川さん、その殆どがお持ち帰り用、しかも電話予約が必要ということもあり、より手軽に食べられる
近くの「鳥忠食堂」さんを今まで利用していましたが、一度は元祖の味を試さねばとパイの店の帰りに寄ってみました。
(実は5年程前に一度フラれてるんですけどね・・・^^;)
暖簾を潜ると、厨房から出てきたのはひとりの優しそうなお婆ちゃん。
電話もせずにお邪魔したので断られるのを覚悟で「お店で頂けますか?」と聞いてみたのですが、
「持ち帰り用に焼いたばかりのがちょうど一本余ってるからいいよ」
と温かく出迎えてくださいました。
頼んだのはご飯と味噌汁、漬け物がセットになった「むしり定食」(¥1000)。
すぐに出てきた「むしり」は「鳥忠食堂」で供されるモモの部分だけとは違い、生後約2ヶ月の若鶏の半身がひとつ。
左下の写真のように、生前の姿を容易に想像できるほどです。(ちょっとリアルですけどね・・・^^;)
そして、そのお皿についてくるのはフォークが一本のみ。
「あれ?ナイフは?」とお婆ちゃんに聞いてみると、
「最初は付けてたんだけど、地元のお客さんに『手でむしってかぶりつくから、んな上品なもの要らねーよ』って言われてからフォークだけにしたんだ」
って。
確かに、肉の繊維に沿ってまさに手で、歯で「むしり」ながら食べたほうがより美味しいようです。
塩コショウに漬け込んで下味をしっかりつけた若鶏の身を、オーブンでじっくり一時間かけて蒸し焼きにしたこの「むしり」。
皮の表面はパリパリ、それでいて中の肉はジューシーで柔らかく、そして程よい塩加減。
鶏の旨みがギュッと凝縮されたメチャ旨の一本です。
こういうのを食べちゃうと白ヒゲのおじさんのお店とか、行けなくなっちゃうなぁ。

b0011185_1326217.jpgb0011185_13261734.jpgb0011185_13263140.jpg
瀬川若鳥料理店
長野県佐久市臼田105
℡ 0267-82-2444
※ 今回はたまたまラッキーだっただけですので、訪ねる際はぜひ電話予約してください。
[PR]
by sanzokuame | 2006-05-28 17:23 | 食してナンボ


<< 喫茶「山」の「クリームあんみつ」 リベンジ 敷島屋 >>