高崎観音山万灯会 2005

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文字通り、仏様に一万の灯明を供え、滅罪生善や諸願成就を祈念する行事。
白衣大観音・慈眼院、平和塔広場、清水寺、洞窟観音という、観音山の主なスポット全てを灯明で照らし出す幻想的なお祭りです。
今年で既に9回目を迎えるそうですが、今回が初めての訪問となりました。
見どころはもちろん、夕闇に浮かぶ川の流れのような灯明(カップローソク)の柔らかな光なのですが、どうせならその準備の模様から、
というか「ボランティアスタッフ」の一員としての潜入レポートとなりました。
それは決してスタッフに配給される「士気高揚とスタッフ識別の為の揃いのTシャツ」、「熱中症防止の為の缶ビール」、
「栄養と塩分補給の為のカレーライス」に釣られた訳では・・・(以下省略)。

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ま、とにかく、まっさか暑い陽射しが照りつける午後2時、カップローソクを石灰で引かれたラインに並べる任務から始まりました。
このお祭り、回数を重ねる毎にその規模が大きくなっているようで、万灯会と言いながら今年用意されたカップローソクは実に15,000個。
そう、正確を期すなら「1.5万灯会」な訳です。
より美しい光を浮かび上がらせる為、建物の2Fの窓から見下ろし、綺麗にラインが描けているか?「密度」にバラつきがないか?
チェックしては微調整を繰り返し、一時間半ほどで第一の任務は完了しました。
もちろん全身は既に汗だく。乾けば間違いなく塩の浮いてくるTシャツの出来上がりです。
そして熱中症防止の為に大事な「水分」補給を。
1本。2本。まだまだ補給が足りません。
3本。4本。それでも補給が足りません。
5本。ろっ・・・・と、大事な大事な熱中症対策はその後2時間ほど続けられました。
いやぁ、本当大事ですからね。

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そして5時半。
b0011185_3102896.jpgb0011185_1318298.jpgスタッフには火の点いた蚊取り線香が手渡され、カウントダウンとともに点火開始です。
カップローソクの構造は、普通の紙コップの3分目まで蝋が流し込まれていて、中心に芯と一緒にマッチ棒が立てられています。
蚊取り線香でマッチを発火させ、その火で芯を灯すという仕組みです。
なかなか楽しい作業・・・と思ったのですが、これが甘かった。
腰を屈めて大量のローソクをひとつずつ着火していくのは、実は並べる作業よりツライということをここで知ることになりました・・・。
ようやく日が沈み、夜の帳が降りてくると、まさに光の川が浮かび上がり、ローソクの炎の揺らめきは川の流れを表現して、より一層幻想的な雰囲気を醸し出していました。
(観音様をアングルに収める為、慈眼院の境内に並ぶ50人程のカメラマンには唖然としましたが・・・)
慈眼院の住職もHPで仰られていますが、「動」の高崎祭りに対する「静」のお祭りとして、これからも情緒豊かな「品のある」イベントであって欲しいと思います。
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by sanzokuame | 2005-08-28 03:01 | 日本のカタチ


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