お盆の十四、十五の両日に南牧村大日向で行われる県内最大級の火祭り。
戦国時代、武田信玄が上州に攻め入った際、圧制に苦しんでいた領民が地元小幡領主に反抗し、松明に火を点じて城山を取り囲み、
多数の武田軍に見せかけ砦から小幡軍を追い落としたと言われ、その農民の活躍が「火祭り」として受け継がれたと言われています。
さて、1周年に併せ、記事も本卦還り。
「年中行事」は毎年やるから「年中」なわけで、これからも被る記事が出て来ると思いますが、
経年変化を見つけられたらそれもまた楽しいかな?ってことで。
去年は運良く雨に降られませんでしたが、今年は夕闇に包まれる前に夕立に襲われました。
火とぼしの行われる大日向橋を望む安養寺本堂の軒下を借り、しばし雨宿り。
行く夏を惜しむかのように、百日紅の花びらが瓦屋根を紅く染めていました。