実は前から似てるなぁと思ってたんです、
理想の電化に電源群馬と。
んでもって、ここかな?ってアングルを探して撮ってきました。
どうです?似てるでしょ。
でも似てるってだけじゃ説得力弱いんで、根拠(推測含む)もいくつか。
1.「昭和34年に工事がはじまり、
昭和43年に完成、昭和44年1月から管理をはじめています。」 :
下久保ダムのHP
一方、上毛かるたの改訂履歴を調べてみると・・・
昭和22年12月1日 初版発行
以後毎年1回発行
昭和30年11月3日 改訂版発行
昭和43年11月3日 三訂版発行
平成11年11月3日 四訂版発行
平成12年11月3日 第二刷発行
絵札をよーく見ると、横に渡した足場の上に
赤いクレーンが2台写っており、建設中であることが判ります。
また、左の崖の上からはコンクリートを流し込んでいるものと思われます。
つまり、昭和43年のダム完成直前の様子を「理想の電化に向けて群馬県はこんな立派なの作ってますよ!」と、
アピールをこめて三訂版の絵札にしたのでは。
2.下久保ダムは全国的にも珍しいL字型の堤体である。(HPの表紙参照)
絵札を見ても左の縁からもう一辺が斜め右奥に向かって白く堤体が延びている。
実物のかるたを見るとさらによく判ります。
3.左下の発電施設の形、崖と堤体の接点のコンクリートブロックの形状及び上に積み上がるカーブのR。
4.2すじの放水路と中間部の穴の位置。
5.右上の崖の露出面。
6.堤体上の赤い屋根のかまぼこ型の管理棟はまだ絵札には無いが、その足組みの鉄骨が描かれている。
・・・
てことで、たぶんここに違いないと推察します。
ところで、ここで新たな疑問がひとつ。
三訂版以前の「り」の絵札はどんなだったんでしょうか?
「理想の電化に電源群馬」じゃなかったことも考えられますよね。
う~ん???。諸先輩方、ぜひ教えてください。
さらに奥の深い「上毛かるた」なのでした(笑)。
R462下久保トンネル鬼石側出口