北八ツの森をしらびそ小屋へ

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目的は薪ストーブトースト、そしてその道のり。
ピークを目指さない山歩きも、もちろん立派な山歩きだ。
稲子湯からのプロローグは苔むした岩の転がる登山道。
みどり池入口、屏風橋へと進み、何度か林道と交差しながら沢沿いの細いトレイルをゆるやかに登る。
沢を渡ると、カラマツ林の登りは次第に斜度を増していく。
かつては木材を搬出した森林軌道跡に導かれると、こまどり沢の広場に着く。
清冽な沢水をシェラカップで掬い、喉を潤す。
ここからは、みどり池まで「はっても30分」。
九十九折の急登を踏ん張り、再びダケカンバの新緑に挟まれた軌道跡を歩けば
間もなくみどり池畔のしらびそ小屋に到着する。
小屋に隣接する幕営場からは硫黄岳の爆裂火口が目の前。
そして、みどり池の後ろには天狗岳が雄雄しく聳える。
どちらもその迫力と荒涼さは見るものに畏敬の念すら抱かせる。
静寂の森の底とも言えるみどり池。
聞こえてくるのは上空を吹き渡る風の音と野鳥のさえずりのみ。
極上のトーストとコーヒーを味わいながら、番犬キチとただのんびりと過ごす。
餌台にはひっきりなしにウソとニホンリスが訪れる。
別天地を去るのが余りに惜しく、気付いたら2時間が過ぎていた。
帰路に待っていたのは思わぬ出会い。
沢の対岸、若芽を食んでいたのは大きなニホンカモシカ。
「人間はビジターなんだなぁ」と、八ヶ岳の自然の濃さと懐の深さを改めて思い知る。



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麓の松原湖からの八ヶ岳の眺望

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by sanzokuame | 2009-05-30 23:08 | 彼方此方にて


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